NHKのサイエンスZERO

バーチャルウォーターについて説明していた。
アメリカやインドなどの乾燥地帯の農業を支える地下水が深刻な危機に直面しているという。
水資源が豊富な日本もひとごとではない。
小麦を1キロ作るのに必要な水は2トン。
牛肉1キロは20トン。
食料自給率が4割と低い日本では、農畜産物を通じて、水を輸入しているのと同じ。
それをバーチャルウォーターという。


これってアメリカと一緒だ。
自国の石油資源を使わず、中近東から資源を輸入する。
日本は、他国の水資源を利用しているわけだ。
アメリカのように意図的ではないにしろ、結果として同じ。
いずれ、日本が非難される日がきちゃったりして。


NHKスペシャルでウォーター・クライシス〜水は誰のものか〜という番組。
2005年8月。水道事業の民営化の是非、フィリピンとアメリカの事例をやっていた。


水資源にも注目が集まる時代なのねー。


ずっと前に、中国で洪水が起こる理由は、中国の土壌水分含有量が増えたせいだとか、アマゾンの水が蒸発し雨を降らせ水をもたらすからアマゾンの水は大切だとか、衛星で土壌水分含有量を見れる技術ができたとTVでいっていた。水分含有量の多い場所を見つけて、その時々にインドでいうため池みたいなのを作るようにすれば、地下水源は地球上のどこかにはたまるりそうな気はするけど。きっと石油だって共通資源の意識が低いのに水なんてもっと低いから、そこに行き着くにはきっと危機的な状況が近づかないと無理なんだろうな・・