時短交渉のその後

時短交渉のその後、5月から仕事に復帰。グループの方が歓迎ランチを開いてくれたり、思った以上に皆好意的な上に、何より、部署を問わず「お帰りなさい」といってくれる人がたくさんいることに、涙が出そうな程、感動した。嬉しかった。帰ってきて良かったんだ〜、と心から感謝した。

・・・と、しかし、その事を裏切ってしまうような、ビックリした事が・・・
復帰1ヶ月経とうとする頃、驚愕の第2子妊娠が発覚!!もう、本当にどうしようかと思った。帝王切開で2年空けることと聞いていたからまずは体がOKなのか?仕事は?!一人目がまだ1歳なのにやっていけるのか?

二人いたら良いとは思っていたけど、やっと仕事に復活してこれから・・という時だっただけに、とにかく自分の気持ちがついてゆかず、本当に、どうしようかと思った。

旦那は嬉しそうだったけど、経済的な事を含め正直な気持ちを相談。まずは体の事を、そして倫理的にどうこう、というのが無ければ、まかせるよ、という事を言ってくれた。とはいえ、私も複雑で・・まずは、前回お世話になった赤十字へ相談。問診表に、「産む」「産まない」「迷っている」と選択肢があり、旦那と、「迷っている」に迷いながら○をつけた。先生は、帝切から1年あけばOK、あと半年後、1年後でも変わらない等々、聞いていたら、前向きに考えようという気持ちになった。だって、あと半年、1年後に先延ばしして、育児と仕事の両立が少しは楽になったから、二人目をと思うのか?その時、自分の年齢は?待ったところで、経済的に大きく変わるのか?一刻も早く復帰してやらなければいけない仕事があるのか?命を絶って、自分の体も傷つけて、時間を使って、それでもどうしようもない理由が私には見つけられなかった。ならば、「産もう」と。

その間、胃腸炎で1週間入院したり、友達に話を聞いたり、精神的に参っていた分、つわりもきつかったのかもしれない。でも、あの時、まずは、自分の気持ちを変えることで、簡単にはいかなかったけど、たくさんの状況を変えることができたように思う。大変だけど、まずは自分が変わる事で、労力も、頭も使うけど、周りも変わったように思う。よく言う、まずは自分が変わること、とはこの事なのかもしれない。楽な事ではないけど、「変える力」がついて、より強くなれたような気がする。もしかすると、この子のお陰なのかもしれない。

前に進むと決めた以上、とにかく、できることからやるしかない。早い段階で、上司に報告。弱みを見せないように・・・と来た今までとは真逆。「大人なのに恥ずかしい話ですが、予定外で第二子ができ・・」と正直に話し、幸い、産休中の派遣さんも続けてもらえることとなり、今は、補助的な仕事をさせてもらいながら、時短で働かせてもらっている。本当にありがたい。仕事に対する考え方も大きく変わった。「おかえりなさい」といってくれた皆に対して、私が何か役に立てることはないのだろうか、と真摯に考えて仕事をする姿勢は、産・育休をとらなければ、持てなかっただろう。それが二人目がわかり、さらに、このまま皆へ気持ちを返せないまま、辞めてしまいたくない、という気持ちに繋がった。実際、二人目が生まれてみないとわからないけど、この気持ちは大事にしたい。